イプ中の産物その3

「――っ、ぁ、っく、ああ……っ」

苦しい。視界が霞む。呼吸さえ、ままならない。
背後より穿たれている後孔や四肢にはすでに感覚が無く、腰を支える腕が無ければすぐさま崩れ落ちそうだった。
ただただ、ぐぷぐぷと立つ淫猥な水音と膚がぶつかる音が鼓膜へと響く。

「も、っ、あっ、もう、や……、め……ッぅ、いお……ッ、――っひ、あああッ」

必死の懇願は、最奥へ捻じ込まれたことにより悲鳴に近い嬌声へ変わる。
腹の中を蹂躙する男根は既に二度そこへ放っているはずなのに、萎える気配はまるでない。私のすべてを奪い尽くそうとしているかのように蠢き、嬲り、突き崩そうとしている。

「もっ、あっ、……っ、ぅ、いっ……」
「……京一郎、……っ」
「ひ、っ、……っく、あああ……」

上体を沈めたシィツに深い皺が寄る。軋む寝台の悲鳴はこの唇から漏れる嬌声に掻き消される。

もう、何も考えられない。
抽挿のたび、捲れた狭い入口の皮膚が引き攣る。犯す千家より達している身体には睾丸がぶつかり合う刺激すら遠く、 何度も精を放った芯はもう触れられずとも欲を溢れさせている。ひっきりなしに。いつ達したのかも、わからないほどに。

狂う――霞む視界に、深緋のカァテンが映った。

腰を掬われ、引き寄せられる。そのまま捩じるように無理に体勢を変えられ、脱力仕切った左脚を大きく開かされた。

「よく見える。お前のすべてが……」

加虐的に微笑し、肩に担がれるように開かれた脚へ頬擦りする。細かに痙攣する太腿へ口付け、千家はまた笑みを深めた。
この身を穿つ男根が雁首を残し、抜かれる。次で最後だと、何故か予感した。
抜かれた凶器が臓腑を潰す勢いで、信じられないほど奥まで突き立てられる。枯れたこの喉は、もう、悲鳴すらも紡げなかった。

視界と脳内が白光と明滅を繰り返す。

落ちていく刹那。
濡れた目蓋と唇に、薄く柔らかな何かが触れた。

「        」

低く淡い声が、何かを囁いた気がした。



元ネタというか、確か珪ちゃんがTLで「京一郎が眠った後囁く千家様くれ^q^」的なことを叫んでwいて、あとはもうノリで。